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パッシブデザイン住宅を考える

祇園祭山鉾巡行を来週に迎え、京都の暑さも本格化していきます。

京都は、昨年に引き続き今年も観光人気都市世界一になりましたが、

観光される方には、盆地の蒸し暑さには用心していただきたいです!

 

さて、住宅においても夏の暑さを防ぐため、どのように設計するかが私たちの考えるところです。

できるだけエアコンに頼らず自然エネルギーで暮らせるような工夫がとても大事になってきています。

そこで私たちは、「創風(そうふう)」という考えを重視してプランニングを行っています。

温度差を利用して、熱い空気を吹抜けや階段を介して1階から2階の高窓やトップライトへ流し出す。

各部屋にはできるだけ対角に窓を配置する。

部屋に1面にしか窓が付かない場合は、建具にガラリや欄間を付けたり引戸にして常にオープンにしておき、

反対側の窓へ風を通す。

また、「ウインドキャッチャー」という手法で外気を取り入れる方法を採用しています。

ある実験によると、単に開き窓を取り付けるのではなく「効果が得られる開け方」、「効果が得られない開け方」があり、

窓を開ける向きで約10倍の通風量が得られることが実証されました。

 

下記は「効果が得られる開け方」・・・吊り元が異なる窓を設置

nr0823_01_03

 

下記は「効果が得られない開け方」・・・吊り元が同一である窓を設置

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これなら、どの方向から風が吹いてきても窓にぶつかった風を部屋の中に取り込めます。

 

これからも快適に暮らしていただけるよう工夫をしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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